すべての非薬物療法は回想法に通ず❕

認知症の非薬物療法とは?

認知症の非薬物療法にはいくつかの種類があります。

  • アロマセラピー
  • 運動療法
  • 生活リハビリ
  • アニマルセラピー
  • 音楽療法
  • デイサービス
  • 回想法

などなど・・・・

 

アロマセラピー

アロマセラピーは、アロマの成分自体に効果があります。そのため、「回想法とは関係がないのでは?」と考えがちです。

しかし、昔住んでいた家に似たような香(ヒノキなど)、森によく出かけていた人なら針葉樹のにおい(αピネン入りのアロマ成分)などを使うことにより、昔のことを思い出します。アロマセラピーもまた、回想法につながっているのです。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、座ってる

 

運動療法

運動も、運動自体が認知症の予防や振興の抑制につながります。しかし、運動のための運動では、飽きる人が多いのも事実です。そこで、コーヒーが好きな人はコーヒーショップまで歩く、おもちゃが好きな人は懐かしのおもちゃを打っている店まで車いすで移動するなど、動機付けが大切となります。また、駄菓子屋にいくことも、昔を思い出します。昔懐かしの場所への移動、それは回想法そのものです。

生活リハビリ

生活リハビリは、回想法そのものです。料理、洗濯、掃除、庭いじり、ゴルフ・・・・

昔、自分が楽しくやっていたことをデイサービスでやってもらう、これが生活リハビリです。

 

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、座ってる(複数の人)、飲み物、室内

 

アニマルセラピー

動物は、いるだけで癒しの存在ですので、回想法にならなくとも効果はあります。しかし、昔犬を飼っていた、猫を飼っていた、そういう人には効果がさらに倍増します。犬や猫の飼い方を聞く、うんちくを語ってもらう、これだけでも回想法につながります。

音楽療法

音楽も、童謡ばかりを小学校のように合唱していても、効果はほとんどありません。自分の好きな歌を歌う、これこそが効果を発揮します。そして、自分の好きな歌を歌うこと自体が回想法になっています。音楽療法にはリラックス効果、大きな声を出すことによる嚥下機能維持などの効果もあります。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、室内

なお、この写真は歌いながら踊っているので、音楽療法+運動療法+回想法になっています。

デイサービス

デイサービス自体が、回想法の塊です。当デイサービスは古民家ですので、まず昔懐かしの家を思い出します。そして、利用者さんや職員は大家族です。昔は兄弟が10人いることも珍しくなかったのですから、家にたくさんの人がいることが普通でした。それを思い出す場所でにもなります。もちろん、生活リハビリ、運動療法、音楽療法、アロマセラピー(香りケア)、アニマルセラピーなどの各種非薬物療法も行っています。それらはすべて、利用者さんを一人一人知ることにより、回想法に結びつけています。

 

すべての非薬物療法は回想法に通ず!

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